FC2ブログ
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- | スポンサー広告 | コメント(-) | トラックバック(-) | page top↑
涙のあとには白い雪が降る。
それはいまから約半年前のこと。

ある友人が、an・anの特集「ラブテクニック218」をmixi上で
(もちろんネタとして)紹介していたのがきっかけでした。
その内容があまりにも面白かったので、私は意を決して、
二十ウン年の人生で初めて自分のお金でan・anを購入します。

 すごくカンタンにできて、背が低い女の子におすすめなのが「背比べ」。
 落としたいなと思った男性に「身長何cm?」と聞いて、背中合わせになって
 背比べ。すると、だいたいの男性は「ちっちゃいなぁ」と頭をなでなで
 してきたりするので、何かされたら会心の「にこっ」とかわいいスマイル。
 (20歳 学生)


えっと、少なくとも自分はこんな野郎に会ったことがないのですが、それは、
自分がこれまでの人生で出会ってきた男性のほとんどが「だいたいの男性」
ではなかったということでFAなんでしょうか? 。・゚・(ノД`)・゚・。

 話の途中とかに目を5秒くらいじ~っと見つめていると男は「何?
 どうしたの?」と聞いてくるので、そこで「なんでもない(ハート)」と
 意味ありげに答える!すごく気になるらしく、あとから何度も、
 なんで見ていたのかを尋ねられる。(20歳 販売)


いや、そんな見られたら、そりゃ気になるに決まっとるやん。
実は歯に青ノリついてたんやなかろーか、とか…。

 食べ物など恋愛の話とは関係のない話題で、「好き」「嫌い」の話を
 しているときに、相手の目を見つめて、告白するみたいに「好き」と
 言ってみる。(27歳 総務)


「札幌の味噌ラーメンと、博多の豚骨ラーメン、どっちが好き?」
「…わたしね、豚骨ラーメンのこってりと男らしいところが…、す・き」
どうぞこりん星にお戻りください、な展開にしかならない気が。(´・ω・`)


とまあ、ツッコミどころ満載で、なけなしの勇気と350円をはたいてでも
買う価値のある6月6日号のan・anだった訳ですが、このネタをいろんな人に
(とっても楽しげに)話して回ってたら、今度はある友人がこんな本を
貸してくれたのです。

本カノになる!「意識させて、誘わせて、告白させる」恋愛の裏ワザ本カノになる!「意識させて、誘わせて、告白させる」恋愛の裏ワザ
(2005/09/09)
斉田 直世

商品詳細を見る


まずタイトルがすごい。「本カノ」て…。
(でも、実は「本当にスゴい萌えゲームだぜ“Kanon”」の略だったら笑える)

しかも「意識させて、誘わせて、告白させる」て…。
(あ、でも、なるほど。月宮とか水瀬とかしおりんとか、登場人物の
女の子たちが主人公に「告白させる」「裏ワザ」を理解すると、
より「本当に萌える“Kanon”になる!」と。一応筋は通ってますね/笑)


内容は、ここまで来るともうヒドいとしか言いようがない。
これを読んで、もしも全部を真に受けようとするならば、もはや男は、
自分に対して向けられるありとあらゆる好意的な行動を、「意識させて、
誘わせて、告白させる裏ワザ」として読み込むしかなくなってしまいます。

そもそもこうした「「ワザ」を弄するような女は男にドン引きされる」(という
認識が女性の側にある)からこそ、そうとは悟られないような「裏ワザ」的な
行為を用意する必要が、女性には生じる訳ですよね。

しかしそうして用意した行為も、男性がそれらを「裏ワザ」として読み込まない
限り(=「自分に気があるかもしれない」というサインとして認識しない限り)、
「ワザ」として機能しなくなってしまうはずです。したがって、この本の言ってる
ことは、普通に考えれば根本的に矛盾しています。

でも一方で、もしもそれが矛盾せずに何らかの形で回っているんだとしたら
(つまり、実際に多くの男性がそうした「裏ワザ」を駆使する女性のことを
「意識して、誘って、告白して、本カノにしてしまっている」んだとしたら)、
そこには矛盾を矛盾と感じさせないような「暗黙の了解」=「相互行為儀礼」が
あるんだろーなーということは、社会学の初歩を勉強したことのある人なら
おそらく誰でも思いつくはず。


こういった、男女が出会い、相互行為を行う「場」って、実は社会的相互行為を
分析しようとする研究者にとっては格好のフィールドなんですよね。
(実は自分も「男女間で携帯電話の番号やメールアドレスを交換するときの場」に
ついてフィールドワークをしたことがあるのですが…いやあれは面白かった/笑)


…と思っていたら、どうも考えることはみな同じらしくて、
先日、こんな本が出てしまいました。

合コンの社会学 (光文社新書 331)合コンの社会学 (光文社新書 331)
(2007/12/13)
北村 文、阿部 真大 他

商品詳細を見る


新書ということで読みやすい仕上がりにはなっているけれど、
合コンという場における「ミクロな相互作用」を丹念に分析した、
社会学的にもとても面白い好書だと思います。


ちなみに、一番気になった(思わず付箋を貼ってしまった)のは、
このフレーズでした。

 さらに合コンに特徴的なのは、その序列が隠されているということだった。
 あるのにないことになっている。そのためには生贄が必要だ。

 たとえばエリート会社員のなかにひとりフリーターを混ぜる。そうすれば、
 その合コンは「楽しい飲み会」であって「有名企業合コン」ではない、と
 偽装ができる。(…)なかには弁護士の中にひとり大学院生―近年、
 大学院の大衆化により就職難が深刻化している―がいる、という
 状況も都合がいい、
という人もいる。

 「未来のない大学院生っていうのは、けっこう使える。女の子は、
  大学院生と弁護士の間で揺れ動いて、最終的に弁護士を選んだって
  言える。私は収入で男を選んでいませんって」(男性・三〇代・会社員) p68


未来のない大学院生でスミマセン…。・゚・(ノД`)・゚・。
ええ、生贄でもいいんです。日本の将来を担うエリート弁護士の皆さまや、
お美しい淑女の皆さまの幸せのためならば、私は喜んでこの身を捧げ…





…るかぁ! ボケエェェェ(つД`)ェェェエ




(music: クリスマス・ラブ~涙のあとには白い雪が降る~/サザンオールスターズ)

スポンサーサイト
2007/12/24 | diary | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。